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幽玄の伝統を正しく受け継ぐ 武田流騎射流鏑馬

入会案内admission

新たな発展のために

武田流流鏑馬保存会は、昭和46年8月に発足以来、皆様方の御支援により年々発展充実して参りました。 厚くお礼申し上げますと共に、今後は本会の趣旨である「伝統を保存しその振興を図ることによって郷土文化の向上に尽す」ことを目的に皆様と共に遭進致す所存であります。

戦後の困難な状況下でも「伝統の灯を絶やすな」という不屈の信念を持ち、先人達が護持してきた由緒ある武技を正しく継承していくことは、高度に成長した物質文明の現代生活に精神的な潤いを与えてくれるものと確信致します。更に、今生きる者の社会的責任においても貴重な文化遺産を、後世に伝えていくという高遠な理念に御配慮を賜わり、多数の方々の御理解と御協力を切望してやみません。

会の趣旨に御賛同戴ける方は賛助会員として、又、古武道に御興味があり、実際に流鏑馬をなさりたい方はできる限り便宜を図り歓迎致しますので、正会員として奮って御加入下さいますよう御案内申し上げます。

連絡先

〒862-0971 熊本市中央区大江1丁目28-32
tel.090-8837-3223
武田流騎射流鏑馬 宗家師範
武田流流鏑馬保存会 理事長
竹原 浩太
細川流礼法 師範 竹原惠子


流鏑馬を保存、継承するために

流鏑馬を行うには約210mの直線の場所が必要であり、昔と違って今日の馬は敏捷で大柄な為、歩度(スピード)の点からもさらに長い距離が必要となっていますが、最近ではそのような場所は容易に見当りません。最も重要な馬匹については、地元の乗馬クラブから借用しているのが現状で、不足がちの馬の中から演技に適するように調教、飼育し確保するのは容易ではありません。

また、和鞍や馬具、その他の道具や装束も骨董的価値から年々高価になり、入手と整備は困難になる一方、昔に比べ乗り手の体格は向上し、破損、消耗率は高くなっています。昔のままの馬具は現代の馬に合わせたものに改良し、道具を会員自らの手で製作、補修する仕事も加わり、これに多くの時間と労力を割いています。

日ごろの乗馬練習料と借馬料、それに馬具、道具、装束などの補充に必要な経費は、流鏑馬を実際に行なっている約20名の会員がその大半を負担し、残りを会の趣旨に賛同していただいた方々の賛助金や県と市からの助成金で何とか賄っているのが現状で、経済的に余裕がないことが悩みの種です。

人馬一体となっての妙技である流鏑馬は、余程練習を重ねていても難しく、常に危険が伴います。しかし、流儀の保存継承の責を思う時、及ぶ限りの努力を続けて、これらの困難を乗り切らなければならないと思っております。




武田流流鏑馬保存会

〒862-0971
熊本市中央区大江1丁目28-32

TEL 090-8837-3223