武田流流鏑馬保存会は、伝統を後世に正しく伝えることを目指しています。
我々は、正統古武道の流鏑馬として日本に二つしか現存しない流派の一つである武田流流鏑馬を後世に正しく伝え保存するため、昭和46年8月に「武田流騎射流鏑馬保存会」として熊本で発足しました。
昭和46年に第46代竹原正文が逝去された折り、伝統を絶やさぬよう社会全体として継承しようとの思いで、当時の門弟により保存会が発足、同年の会員は18名、賛助会員は100名にも上りました。
昭和50年3月には当保存会が熊本県重要無形文化財として認定されるなど、徐々に会は発展していきました。さらに平成21年、特定非営利活動法人の認可を受け、名称も特定非営利活動法人
武田流流鏑馬保存会へ改称されました。
我々は約1100年間受け継がれてきた伝統を正しく伝承し、新たな発展を目指していきます。
毎年、細川家ゆかりの出水神社にて春秋の大祭に奉納を行っています。
この他に日本三大名城として名高い熊本城や日本の名城100選にも選ばれる人吉城のお城まつり、八代市の妙見祭での流鏑馬や、伝統武技の演武会である弓道の先師祭、熊本県古武道演武大会における演武披露等を行っています。
技術向上のため、保存会道場である幽玄館にて歩射や木馬練習を行い、大津または阿蘇高森にて乗馬の練習と騎射稽古をしています。
また、我々は武田流流鏑馬を神事としてだけでなく、武道としての伝統を正しく後世へ継承するために、毎年やぶさめ少年塾を開塾し、若手の後継者育成に尽力しています。
〒862-0971
熊本市中央区大江1丁目28-32
TEL 090-8837-3223